香港ディズニーランドの年間パスを持つ家族にも、「もうひとつのディズニー」が週末で行ける距離にあります。香港から上海の浦東空港までは、キャセイの案内で直行便約2時間半。空港から上海ディズニーリゾートまでは、タクシーで約30〜50分が公式の目安です。便の時間と移動の余裕が合えば、金曜の夜に出て、土曜をパークで過ごし、日曜に戻る旅も候補になります。そんな週末旅ができるのは、香港で暮らす私たちならではの楽しみです。

2016年に開園した上海ディズニーランドには、ここにしかない『ズートピア』のエリアや、バイク型のコースターがそろいます。香港版のAlipayHKやWeChat Pay HKを使いたい場合は、購入先や現地の店での対応、本人確認などの設定を先に見ておくと安心です。香港との違いから、子どもの年齢と身長で選ぶアトラクション、チケットと行き方まで、まとめてご紹介します。


目的別、まずはここから

  • 香港のパークとどう違う?:香港とは違うアトラクションやエリアを楽しめます。『ズートピア』のエリアは世界で上海だけです
  • チケットはいくら?:通常の1日券は日付で変わり、一般料金(12〜59歳)は475〜799元。3〜11歳は子ども、60歳以上はシニアの料金で、3歳未満は無料です(2026年10月14日確認)
  • 何泊で行く?:パークだけなら1泊2日も候補ですが、移動の前後に休む時間を取りたいなら2泊3日も考えてみてください。市内観光を組む場合は、見たい場所に合わせて日数を足すと計画しやすくなります
  • 待ち時間を短くするには?:対象施設の待ち時間を短くする有料の**ディズニー・プレミアアクセス(DPA)**があります。価格や購入方法は商品と日によって変わります
  • 混む日を避けたいときは?:春節・労働節・国慶節など、中国本土の大型連休と旅の日程を照らし合わせておきましょう。チケットは日付によって料金が変わるため、購入前にカレンダーを見ると選びやすくなります

上海ディズニーリゾートって、どんなところ? 香港との違い

上海ディズニーリゾートは、上海の東、浦東新区に広がるリゾート。テーマパークとホテル、ショッピングエリアのディズニータウンが集まっています。パークは上海ディズニーランドの1つで、中心には、すべてのディズニープリンセスの物語を集めた「エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル」がそびえています。

香港とは違うアトラクションやエリアが、上海を選ぶ楽しみです。歩く距離や待ち時間は回り方と当日の状況で変わるので、子どもの休憩をはさみながら、乗りたいものを絞っておくと計画しやすくなります。好きな作品のエリアから選ぶのもよさそうです。

香港ならではのエリアにも目を向けてみましょう。2023年に世界で初めて開業した『アナと雪の女王』のエリア「ワールド・オブ・フローズン」も、上海にはない香港の楽しみです。どちらがいいかをくらべるより、「同じディズニーで、勝手がまったく違う場所」と考えてみると、2つのパークを行き来する楽しみが見えてきます。


見どころ:身長と子どもの好みで選ぶ

最低身長が81cmのアトラクションと、その周辺の楽しみ

  • ズートピア:2023年12月に開業した、世界で上海だけのエリア。パトカー型の乗り物で、新人の警察官として犯人を追う「ズートピア:ホットパースート」は、身長81cmから乗れます。身長が届かない子と来た場合は、並ぶ前にスタッフへ「ライダースイッチ」の利用を相談できます。利用の手順や条件も、その場で確かめておくと安心です。アパートの窓からキャラクターが顔を出す「ディズニー・ズートピア・カムズ・アライブ」も、エリアを歩きながら楽しめる演出です。続編映画の公開に合わせて演出が加わった時期もあり、内容は時期で変わります
  • カリブの海賊:バトル・フォー・ザ・サンケン・トレジャー:ジャック・スパロウとデイヴィ・ジョーンズの戦いを、ボートで進みながら見る上海だけの版。香港にはないアトラクションを楽しむ候補になります。身長81cmから乗れます

最低身長が97cm〜107cmのアトラクション

  • 97cm以上:「7人のこびとのマイントレイン」
  • 102cm以上:空を飛ぶように世界の景色をめぐる「ソアリン・オーバー・ザ・ホライズン」
  • 107cm以上:円形のボートで川を下る「ロアリング・ラピッド」。水をかぶるので、着替えを1組持っていくと安心です

最低身長が112cm〜122cmのアトラクション

  • 122cm以上:「トロン・ライトサイクル・パワーラン」。バイクにまたがる姿勢で、屋外と屋内のコースを一気に駆け抜けるコースターです。この形のトロンは上海が世界で最初で、のちにフロリダにもできました
  • トイ・ストーリーのエリアの「レックスのレーサー」は120cm以上、トゥモローランドの「ジェット・パック」は112cm以上です

ここで紹介した8つの乗り物は、身長の条件に加えて、7歳未満の子どもには16歳以上の同伴が必要です。「ズートピア:ホットパースート」と「カリブの海賊」は、膝に抱いて乗ることはできません。身長だけでなく、健康上の注意など各施設の利用条件も見ておくと安心です(2026年10月14日、公式案内で確認)。


行き方・所要・子連れの目安

  • 香港から:浦東空港への直行便は、キャセイの案内で約2時間半。便や日程で所要時間が変わるため、利用便の時刻表で選んでみてください。パークへの移動は、虹橋空港より浦東空港からのほうが短い目安で案内されています
  • 浦東空港から:公式の目安は、タクシーで約30〜50分。地下鉄は2号線→16号線→11号線と乗り継ぎ、約80〜90分です。空港連絡線を使うなら「上海国際観光リゾート駅」で下車し、3番出口から浦東50番バスで地下鉄「迪士尼」駅へ。そこから徒歩でパークへ向かいます。空港からパークまで、この経路全体で約30〜40分という公式の目安です。空港連絡線の駅と地下鉄11号線の駅は別なので、乗り継ぎ先を確かめておくと安心です。時間はいずれも目安で、待ち時間や混雑に余裕を見ておきましょう
  • 市内から:地下鉄11号線の終点「迪士尼(ディズニーリゾート)」駅へ。1番または4番出口から、パークの入口まで歩けます。外灘や人民広場の周辺からは宿の最寄り駅によって乗り継ぎが変わるので、徒歩と乗り換えの時間も含めて調べておくと安心です
  • 鉄道で:香港の西九龍駅から上海虹橋駅へ、夜に出て翌朝に着く寝台の高速列車も毎日走っています。便名は曜日によって変わるので、旅行日の時刻表と寝台の空席を見ておくと安心です。到着後にパークへ直行するか市内で休むかは、車内で眠れるかどうかや子どもの体調に合わせて選んでみてください

チケットと有料の優先案内の基本

  • パークチケットは日付指定で、日によって価格が変わります。2025年10月からは価格の段階が増えて、通常の1日券の一般料金(12〜59歳)は475〜799元。3〜11歳と60歳以上は割引の料金です。公式サイトとアプリには、日付ごとの価格のカレンダーがあります(2026年10月14日確認)。変更や払い戻しの条件は券種と購入先によって異なるため、購入前に申込画面の条件も見ておくと安心です。
  • DPAは、対象施設の待ち時間を短くする有料のサービスです。利用には別にパークの入園券が必要です。単施設のDPAなどは、利用者全員が当日入園してから公式アプリ「Shanghai Disney Resort」で購入します。事前に購入できるセットもあり、価格・対象施設・販売方法は商品や日によって異なります。購入画面で利用条件を見てから選ぶと安心です(2026年10月14日確認)
  • 支払い:香港版のAlipayHKやWeChat Pay HKは、購入先や店舗ごとの対応を見ておきましょう。別の支払い方法も用意しておくと安心です

子ども連れで行く前に

  • 入国の準備:日本の一般旅券で、観光など対象の目的で30日以内滞在する場合はビザ免除の対象です。措置の期限は2026年12月31日24時(北京時間)。2027年以降の旅行は、延長などの公式案内を見てから準備すると安心です。国籍や旅券の種類、滞在目的によって条件が異なるので、家族それぞれの旅券で確かめておきましょう。入国カードは出発前にオンラインでも記入でき、到着時に端末や紙で記入する方法もあります
  • パーク入園の準備:日本の旅券を使う場合は、チケットに登録した有効な旅券の原本を持参します。16歳未満の来園者には、16歳以上の来園者の同伴が必要です。料金が無料の幼児も含め、購入先の実名制の案内を家族分見ておくと安心です
  • 泊まるなら:パークの前後に1泊すると、朝いちばんの入園が楽になります。リゾート内の宿なら、アール・ヌーヴォー様式の「上海ディズニーランドホテル」と、『トイ・ストーリー』の世界を楽しめる「上海トイ・ストーリーホテル」が候補です。リゾートの中のホテルに泊まるか、市内の宿から地下鉄で通うかは、旅の日数と市内の観光の予定に合わせて選んでみてください。3軒目の「Shanghai Disney Enchanted Star Hotel」は、2026年6月の公式発表で約400室・同年の冬に開業予定と紹介されました。旅行日に利用できるかどうかは、最新の開業・予約案内を見ておくと安心です

上海ディズニーランドホテルのウィッシング・スターフェリーは、改修のため2026年11月4〜30日に運休予定です。この期間は無料シャトルバスが案内されています(2026年10月14日確認)。


ベストな時間帯と季節:秋から冬、春節まで

春と秋は、屋外を歩く旅の候補にしやすい季節です。11月は朝晩の冷え込みに備えて、調節できる上着を。12〜2月の上海は湿気のある寒さが続くので、冬休みや春節に行くなら、厚手の上着や手袋、帽子も用意しておくと安心です。6月中旬〜7月初めごろは梅雨の時期、7〜8月は蒸し暑くなるため、出発前の予報に合わせて服装や休憩を考えてみてください。

  • 朝から回るなら:開園時間に合わせて着けるように計画し、最初に行きたい施設を選んでおくと動きやすくなります。開園時間や施設の運営は日によって変わるため、当日の公式アプリも見ておくと安心です
  • 昼は屋内で:ショーやレストランで休み、夜はお城のショーも候補に。開催時間や内容は、その日の公式案内で見ておきましょう
  • 連休を避けたいとき:春節・労働節・国慶節など、中国本土の大型連休を旅の日程と照らし合わせておきましょう。連休の日付は年によって変わります。2027年に行く場合も、その年の公式の休日案内とチケットカレンダーを見てから日を選ぶと安心です

周辺とセットで回る

パークの入口の手前には、レストランや店が並ぶディズニータウンがあり、入園しない日の食事や買い物に便利です。パークで1日を過ごしたら、翌日は地下鉄で市内へ。外灘と浦東の夜景を見て、朝は食堂で小籠包を。

秋に行くなら、上海蟹の季節とも重なります。パークの翌日は市内で蒸し蟹を味わう、そんな週末も楽しめます。


FAQ

  1. Q. 子どもは何歳から料金がかかる? A. 来園日の年齢で、3歳未満は無料、3〜11歳は子どもの料金です。一般料金は12〜59歳で、60歳以上はシニアの料金になります(2026年10月14日確認)。無料で入園する幼児の手続きも、購入先の案内を見ておくと安心です。
  2. Q. 香港ディズニーランドと、どちらが子どもに向いている? A. 年齢だけで決めず、身長と好きな作品、暗さや速さへの好みで選んでみてください。上海のホットパースートは81cm、トロンは122cmが最低身長です。身長を満たしても、利用条件や子どもの気持ちに合わせて、乗らない選択もできます。
  3. Q. 中国語がわからなくても楽しめる? A. 好きな映画のエリアを歩いたり、風景や演出を楽しんだりする回り方もあります。物語を知っている作品から選んでみるのもよさそうです。乗り物の安全案内や利用条件がわからないときは、そのまま乗らずにスタッフに尋ねておくと安心です。
  4. Q. 日帰りはできる? A. 行きと帰りの便だけでなく、空港での手続き、パークまでの移動、開園時間が合うかで変わります。日帰りを前提にせず、パークの前後に泊まって移動と休息の時間を取る旅も考えてみてください。

公式情報(出発前にチェック)

通常チケットの価格と年齢区分、主な身長・同伴条件、DPA、交通、ホテル、入国の案内を2026年10月14日に公式資料で確かめ直しました。価格や運行・営業、入国条件は旅行日や利用する商品によって変わります。出発前に、各公式サイトの最新の案内も見ておくと安心です。


まとめ・関連

子どもの身長と好きな作品に合わせて、上海で楽しめるズートピアやトロンを旅の候補に。香港から直行便で訪ねられる上海ディズニーリゾートは、ホームのパークとは違う顔をしたもうひとつのディズニーです。冬休みや、春節の連休を外した週末に、候補に加えてみませんか。