香港の空港の路線図に、見慣れない地名がひとつ加わります。中央アジア、カザフスタン最大の都市アルマトイ。キャセイパシフィックが2027年1月9日、香港との直行便を就航させると正式に発表し、航空券の販売も始まりました。
香港暮らしの私たちにとって、「いつか行ってみたい」場所が、ぐっと身近になるニュースです。日本からは乗り継ぎが当たり前だった都市に、香港からなら直行便で行ける。香港に住んでいるからこその楽しみが、またひとつ増えます。
3行でわかる要点
- 就航日:2027年1月9日(土)
- 便数:週3便(火・木・土)、便名はCX681(香港発)/CX680(アルマトイ発)
- 予約:キャセイパシフィック公式サイトで販売中(2026年9月28日確認)。香港とカザフスタンを結ぶ唯一の直行旅客便になります
ダイヤと所要時間
| 便名 | 区間 | 出発 | 到着 |
|---|---|---|---|
| CX681 | 香港 → アルマトイ | 16:25 | 20:30 |
| CX680 | アルマトイ → 香港 | 21:50 | 翌07:00 |
アルマトイと香港の時差は3時間(アルマトイが遅い)。往路は約7時間、復路は約6時間強の飛行で、往きは夕方に出て夜に着き、帰りは夜行で朝に戻る組み立てです。週末を挟むなら、木曜の午後に香港を出る便が使いやすく、帰りは夜行便で朝に香港へ戻れます。帰りの便も火・木・土の週3便です(2026年9月時点のダイヤ。変更の可能性があります)。3月末からの夏ダイヤでは、時刻が少し変わります。
どんなニュースか
キャセイパシフィックは2026年8月21日、香港国際空港(HKG)とアルマトイ国際空港(ALA)を結ぶ直行便を2027年1月9日に就航させると発表しました。6月には「2027年1〜3月ごろ」とだけ発表されていましたが、今回、日付と曜日、便名まで決まりました。キャセイにとっては初めての中央アジアの就航地で、香港とカザフスタンを結ぶ唯一の直行旅客便になります。
香港とアルマトイの直行便は、以前はカザフスタンの航空会社が運航していたものの、2020年に運休したままでした。今回、久しぶりに直行便が戻ってきます。
香港に住む私たちに、うれしい理由
アルマトイは、「次の連休にふらっと」行ける場所ではないかもしれません。週3便で、飛行時間は6〜7時間。それでも、このニュースを覚えておきたいわけが3つあります。
一つ目は、入国のしやすさ。日本国籍なら、30日以内の滞在はビザ不要です。滞在の届け出は、泊まるホテルなどの受け入れ側がすることになっていて、旅行者が自分で手続きをする必要はありません(外務省 海外安全ホームページの案内で2026年10月13日確認)。ただし、日本を含むビザ免除の国の人を対象に、電子渡航認証(QazETA)の試験運用が始まっています。入国の72時間前までに専用のアプリで申請するしくみで、試験運用のあいだは取得が「推奨」とされ、必須ではありません。義務になる時期と料金はまだ決まっていないので、出発が近づいたら外務省の案内で最新の状況を見ておいてください。
二つ目は、冬の選択肢。アルマトイは天山山脈の麓にあり、市街から車で30分ほどの距離にスキー場があります。香港の学校が長い冬休みに入る時期、雪を求めて日本のスキー場へ、という定番に、もう一つ別の方角が加わります。2029年にはアジア冬季競技大会の開催も予定されています。
三つ目は、その先への入り口。アルマトイは中央アジアやコーカサス地方への玄関口でもあります。香港から直行便で中央アジアに入れるようになれば、シルクロードを西へたどる旅も、香港を起点に描けます。
行くなら、いつ?
就航は2027年1月。冬休み(12月下旬〜1月上旬)には間に合いませんが、春節(2027年は2月6日)の連休には使える計算です。週3便なので、日程の自由度は高くありません。気になったら、飛ぶ曜日に合わせて早めに席を取っておくと、春節の旅がぐっと組みやすくなります。
私たちもこの路線は、実際に飛び始めてから、改めて詳しくまとめる予定です。アルマトイのベストシーズン、家族で行くなら何を見るか、冬の空港からの移動。飛んでから分かることを、飛んでから書きます。
公式情報(最終確認はこちら)
- キャセイパシフィック ニュースリリース(2026年8月21日)
- キャセイパシフィック 予約
- 在カザフスタン日本国大使館(日本国民に対する査証免除)
- 外務省 海外安全ホームページ(カザフスタン 安全対策基礎データ)
- 香港国際空港 フライト情報
- アルマトイ国際空港(英語)
- Visit Almaty(アルマトイ市の観光案内・英語あり)
- Visit Almaty 公式Instagram(@visitalmatykz)
※本記事の運航・入国情報は2026年9月時点(就航日・ダイヤ・ビザ免除は2026年9月28日確認)。就航日・ダイヤ・ビザ要件は変更される可能性があります。電子渡航認証(QazETA)は導入の途中で、義務になる時期と料金はまだ発表されていません(2026年10月12日確認)。予約前に各公式情報をご確認ください。
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