新たに5,387症例増加。内訳は、輸入性が156、域内感染が5,231。新規死亡報告数は12人、年齢は45歳~93歳。公立病院のCovidによる入院患者数は2,220人以上、そのうち15人が集中治療を受けている。
病院当局は、流行の状況を注意深く監視し、Covid以外のサービスを徐々に再開すると述べた。また衛生当局は、域内の流行状況が安定していることを理由に、Covid-19の症例に関する定例記者会見を日曜日から中止すると発表した。プレスリリースやオンラインで、定期的に情報を更新するとした。
香港政府トップの李家超行政長官は23日、新型コロナウイルス対策で入境時に課しているホテルでの強制隔離を、26日から廃止すると発表した。
出発前48時間以内のPCR検査陰性証明の提示も取りやめ、同24時間以内の抗原検査の陰性結果で済ませる。
香港国際空港到着後は、空港内でPCR検査を受検する必要がある。ただし、結果が出るのを待たずに、自宅やホテルに移動することができ、公共交通機関の利用も可能となる。
空港内で受けたPCR検査の結果が陰性と判明した後、3日間(到着日=1日目、到着翌日=2日目、到着翌々日=3日目)は、「黄色」健康コードが発行される。この期間中はレストランやバーといった制限のある場所に立ち入ることはできない。
3日目に、前日受検したPCR検査結果が陰性だった場合、「青色」の健康コードが発行され、制限解除となる。
李氏は記者会見で、「コロナ対策と経済のバランスをとり地域の競争力を維持する」とし、水際対策を緩和する狙いを強調した。また「香港と国際社会のつながりを最大化し、香港に来る人の不便さを軽減する。後戻りはしたくない」と述べた。
香港で強制隔離措置が解除されるのは2020年2月以来、約2年半ぶりとなる。