新たに7,579症例増加。内訳は、輸入性が161、域内感染が7,418。新規死亡報告数は10人、年齢は72~99歳。公立病院のCovidによる入院患者数は2,834人(うち新規入院患者は311人)。
当局は、さまざまな指標がCovidの状況が少し安定したことを示しているが、BA.5がピークに達したかどうか、また中秋節連休後に症例数がリバウンドするかどうかを確認する必要があると述べた。また短期的には、公立病院の入院者数は高止まりするとの見方を示した。
香港政府は、検査で陽性となった入境者について、隔離用の宿泊施設や公共施設に移さずに、「指定検疫ホテル(DQH)」にとどまることを認めると発表した。この措置は11月1日に開始される。
11月初旬に、外銀幹部が集まる会合やラグビー国際大会など注目度の高いイベントが予定されているが、訪問する可能性がある人の一部からは、隔離施設に送られるリスクがあるなら出席しないとの声が出ていた。
現在の運用では、入境者が到着後に陽性となった場合、簡易的な隔離宿泊施設に約1週間移されるか、ペニーズベイあるいはカイタックにある仮設の政府運営の隔離施設に送られている。
11月1日以降にCOVID-19 の検査で陽性と判定された入境者は、隔離命令を完了するために、指定検疫ホテルの部屋に、自費で滞在することが許可される。
香港政府はこれまで、新型コロナウイルス対策として、香港に戻った旅客機乗務員にホテルでの3日間の隔離を義務付けてきた。
しかし香港政府が9日、乗務員の隔離義務を解除したことを受け、キャセイパシフィック航空は10日、今後数カ月で徐々に運航本数を増やす方針を示した。
同社は、可能な限り早期に運行本数を追加すると表明。ただ、乗務員の訓練や駐機してきた航空機の再稼働には時間がかかるため、段階的な増便になるとした。輸送能力の新たな見通しは示さなかった。
乗務員は、入境時の空港でのPCR検査が陰性の場合、自宅に戻ることができる。ただし人の多い場所への外出やマスクオフ活動を控え、定期的な検査を受け、行動を記録することが求められる。